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メンテナンスフリーの外壁は存在する?おすすめの外壁や耐用年数、費用も紹介

「メンテナンスフリー外壁ってどうなの?」「できるだけメンテナンスがいらない外壁はある?」と疑問をお持ちではないでしょうか。

外壁の塗り替えや補修はコストがかかるため、頻度を下げたいと考える方も多いかもしれません。

結論からお伝えすると、完全に手入れが不要な外壁は存在せず、どのような素材でも定期的な点検が必要です。メンテナンスの手間を減らしたい場合は、耐久性の高い外壁材や塗料を選ぶと良いでしょう。

本記事では、メンテナンスフリーに近い外壁材や耐用年数、費用の目安を解説します。美しい外壁を長期間維持するためのポイントも紹介しているため、メンテナンスコストや手間を抑えたい方はぜひ最後まで読み進めてみてください。

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目次

メンテナンスフリー外壁とは「塗り替えや補修の負担が少ない外壁」

そもそもメンテナンスフリーの外壁とは、塗り替えや補修などのメンテナンスの頻度や負担が少ない外壁を意味します。

完全に手入れが不要なわけではなく、あくまでメンテナンスの負担を軽減できるという意味合いで使われることが一般的です。

まずは、メンテナンスフリーの外壁とはどのようなものか、定義を正しく理解しておきましょう。

完全にメンテナンスフリーの外壁は存在しない

冒頭でもお伝えしましたが、完全にメンテナンスフリーの外壁は存在しません。

外壁は常に雨や風、紫外線にさらされています。そのため、どれだけ耐久性の高い外壁材でも、年月が経てば汚れやひび割れが生じます。とくに外壁材同士をつなぐシーリングや目地は劣化しやすく、定期的な点検が必要です。

「メンテナンスフリー=塗り替えや補修の回数が比較的少なく済む」外壁であり、今後一切塗り替え・補修が不要な外壁だと誤解しないようにしましょう。

業者によって「メンテナンスフリー」の定義が異なることも

業者によってメンテナンスフリーの定義が異なる場合があります。

一般的には「手入れや点検の頻度が比較的少ない」「耐久性に優れており、住宅の美観性を長期間維持できる」といった捉え方をします。

たとえば、コーティング加工が施されている外壁は雨や風などの影響を受けにくく、塗り替えの頻度を抑えられるのが特徴です。

しかし、中には「保証期間中は補修が不要」「10年〜20年は塗り替えをしなくて良い」といった限定的な意味でメンテナンスフリーの外壁をおすすめする業者もあります。業者ごとに定義が異なる場合があるため、提案された際は事前にどのような外壁なのか確認しましょう。

メンテナンスフリーに近いおすすめの外壁6選

メンテナンスフリーに近いおすすめの外壁材は、以下の6つです。

  • タイル
  • モルタル
  • サイディング
  • ガルバリウム鋼板
  • ALC(軽量気泡コンクリート)
  • RC(鉄筋コンクリート)

これらは塗り替えや補修の頻度が比較的少なく済み、耐久性に優れた外壁材です。住宅を美しく保てるよう、それぞれの特徴を理解しましょう。

タイル

タイルは、美観性と耐久性が維持できる外壁です。土や砕石などの原料を高温で焼き固めて作るため、表面が固く、傷や汚れが付きにくいメリットがあります。

デザインのバリエーションが豊富なのも特徴です。選ぶタイル次第で重厚感や高級感がある外壁になったり、ナチュラルで温かい雰囲気の住宅になったりと、あらゆるテイストを演出できます。

ただし、タイル同士の隙間を埋める目地は徐々に劣化が進みます。10年に1回程度は、ひび割れや雨水の侵入につながるトラブルがないか点検しましょう。タイル自体は頑丈なため、目地を定期的に補修すれば美しい状態を長期間維持できます。

モルタル

モルタルは、砂や水、セメントなどを混ぜて固めた外壁です。住宅だけでなく、大型商業施設や公共施設にも使用されています。

職人の手作業によって細かい表情や凹凸、模様を自由に変えられるため、デザイン性の高い外観に仕上がるのがメリットです。燃えにくい素材で耐火性にも優れており、万が一の火災時に被害を抑えやすい点も特徴です。

モルタル外壁は、10年に1回ほど手入れを行えば30年ほど持つといわれています。表面に白い粉が付着するチョーキング現象やひび割れ、汚れの付着が見られる場合、張り替えや塗装などのメンテナンスが必要です。

サイディング

サイディングとは、工場であらかじめ製造された板状の外壁材を指します。種類は、主に以下の4つです。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 木質系サイディング
  • 樹脂系サイディング

窯業系サイディングとは、セメント質と繊維質を原料にして作られています。耐火性やデザイン性に優れており、メンテナンスの手間も少なく、7〜10年ごとに点検すれば長期間美観を維持できるでしょう。

金属系サイディングは軽量で耐久性に優れており、塗装や補修の頻度も10〜15年ごとで良いとされています。断熱材としての役割も果たしてくれるため、暮らしやすさを求める方にもおすすめです。

木質系サイディングは、木材ならではの自然な風合いを楽しめる外壁材です。防水性は他よりも劣る傾向があるため、状態によっては10年未満で点検が必要となる可能性があります。

樹脂系サイディングは、強度の高い塩化ビニル樹脂を使用した外壁材です。シーリング(外壁材同士をつなげている部分)なしで施工できるため、メンテナンスの頻度が10年~20年に1回程度と比較的少ないのがメリットです。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛・シリコンをメッキ加工したものです。見た目はトタンと似ていますが、トタンよりも耐久

性や防水性能が向上しています。原料にアルミニウムを含んでいるため、錆びにくい点もメリットです。

また、表面の洗浄を年に1~2回、塗り替えやシーリングの補修を10~15年ごとに実施すれば25~40年持つとされています。そのため、メンテナンスにかかる費用を長期的に抑えられる外壁でもあります。

デザイン次第でシンプルな雰囲気からモダンな雰囲気まで演出できるため、住宅の見栄えを重視したい方にもおすすめです。

ALC(軽量気泡コンクリート)

ALC(軽量気泡コンクリート)は、コンクリートに細かい気泡を含ませて軽量化した外壁材です。

元々の強みである耐久性や耐火性はそのままに、重さを通常のコンクリートの約4分の1に抑えています。建物への負担が少なく、地震による倒壊リスクを軽減できるのが特徴です。

ただし、防水性に優れていないため、目地の補修を定期的に実施する必要があります。5~10年に1回を目安に補修をしていれば50年ほど持つといわれており、メンテナンスフリーに近い外壁材となります。

ALCの特徴やコンクリートとの違いは、以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

参考:日本セラミックス協会|ALC(軽量気泡コンクリート)

RC(鉄筋コンクリート)

RC(鉄筋コンクリート)は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた外壁材です。

コンクリートは圧縮に強い反面、引っ張る力や曲げに対して弱い特性を持っています。その弱点を内部の鉄筋が補うことで、外壁の強度と耐震性を高めているのです。

耐用年数は47年ですが、シーリングの劣化やひび割れなどを10年〜15年ごとに補修すれば100年以上使用できるとされています。とくに結露やひび割れは雨漏りの原因にもなるため、気付いた時点で補修する必要があります。

参考:日本防水協会|RC建物の手入れ・補修の目安

参考:国税庁|主な減価償却資産の耐用年数表

【比較】メンテナンスフリーに近い外壁の耐用年数・費用・メンテナンス時期

メンテナンスの手間や施工費用をできるだけ抑えたい場合、外壁ごとの耐用年数やコストを把握しておく必要があります。

以下の表は、耐久性に優れている外壁材の耐用年数や1㎡あたりの費用相場、メンテナンス時期の目安をまとめたものです。

外壁耐用年数メンテナンス時期の目安1㎡あたりの費用相場
タイル25〜30年10年ごと7,000円~9,000円
モルタル10〜30年10年ごと1,500円~4,000円
サイディング窯業系:10〜15年金属系:10〜20年木質系:10〜15年樹脂系:20〜30年窯業系:10〜15年ごと金属系:10〜15年ごと木質系:10年ごと樹脂系:10〜20年ごと3,500円~9,000円
ガルバリウム鋼板25~40年10~15年ごと5,000円~7,500円
ALC(軽量気泡コンクリート)10~50年5~10年ごと7,000円~15,000円
RC(鉄筋コンクリート)47年10年〜15年ごと3,000円~1万円

費用と耐久性のバランスを重視するなら、サイディングやタイル、ガルバリウム鋼板がおすすめです。とくにガルバリウム鋼板は、比較的費用が安価ながらも25~40年程度持つといわれています。

ただし、業者や外壁のグレード、塗料などによって施工費用やメンテナンス頻度は異なります。具体的な金額や耐用年数は、見積もり時に確認しましょう。

参考:日本防水協会|RC建物の手入れ・補修の目安

参考:国税庁|主な減価償却資産の耐用年数表

メンテナンスフリーの外壁を目指すための3つのポイント

メンテナンスフリーの外壁を目指すには、以下3つのポイントを抑えておく必要があります。

  • 劣化しにくい塗料を選ぶ
  • 5~10年ごとに目地のメンテナンスを実施する
  • 確かな技術を持つ業者に施工を依頼する

どのような点に気をつけたら良いのか理解していきましょう。

劣化しにくい塗料を選ぶ

メンテナンスの手間を省くためにも、できるだけ劣化しにくい塗料を選びましょう。

以下は、代表的な塗料の耐用年数をまとめた表です。

塗料のタイプ耐用年数
アクリル塗料5~8年
ウレタン塗料7~10年
シリコン塗料10~13年
ラジカル制御型塗料12~15年
フッ素塗料15~20年
無機塗料15~25年

アクリル塗料は比較的安価ですが、耐用年数が5~8年と短めのため、価格重視の方に向いています。ウレタン塗料は使用できる素材が幅広く、手頃な価格で扱いやすいのが特徴です。

塗り替えや補修の頻度やコストを抑えるなら、シリコンやラジカル制御型がおすすめです。ラジカル制御型塗料は、塗膜の劣化を早める原因となる「ラジカル」の発生を抑制する効果があるため、長期間美しい住宅を維持できるでしょう。

さらに高い耐久性を求める方は、フッ素塗料や無機塗料がおすすめです。どちらも耐用年数が15~20年と長いため、長期的に見るとメンテナンスの費用や手間を抑えられます。

5~10年ごとに目地のメンテナンスを実施する

住宅の目地は、5~10年ごとにメンテナンスを実施しましょう。

目地とは、外壁材同士の隙間を埋めている部分のことです。目地には、シーリング材と呼ばれる雨水や風の侵入を防ぐ材料が使われています。

シーリング材は、紫外線や雨風の影響で徐々にひび割れや硬化が進行します。放置すると雨漏りや住宅材の劣化につながる可能性があるため、5~10年ごとに点検しましょう。

業者によっては、高耐候性のシーリング材を扱っている場合があります。事前にどのような素材を使用するか確認すると良いでしょう。

確かな技術を持つ業者に施工を依頼する

外壁塗装や補修は、実績や技術力のある業者に依頼することが大切です。

どれだけ高品質な塗料やシーリング材を使用していても、施工不良があれば本来の性能を発揮できず、住宅の美観性や耐久性が落ちてしまいます。

施工業者を選ぶときは、一級塗装技能士や雨漏り鑑定士、一級防水施工技能士などの資格を保有しているかどうかも確認しましょう。専門資格を持つ職人が在籍していれば、信頼性が高く、施工の品質にも期待できます。

業者によってアフターサービスの内容や費用は異なるため、2~3社ほど見積もりを取って比較しながら選ぶと良いでしょう。

まとめ|メンテナンスフリーに近づけるには適切な塗装と補修が欠かせない

完全にメンテナンス不要な外壁はありませんが、耐久性に優れている外壁材や塗料を選ぶことで、塗り替えや補修の頻度を減らすことは可能です。

ただし、どの外壁でも経年劣化は避けられません。とくに目地の劣化や汚れの付着は放置せず、適切なタイミングで塗装や補修を行いましょう。

弊社「リズムペイント」では、外壁の状態やご要望に合わせて最適な塗装プランや補修方法をご提案しています。一級建築士や雨漏り鑑定士などの国家資格を保有した職人が多数在籍しており、適正価格で高品質な施工を実現いたします。

鎌倉市・藤沢市・逗子市にお住まいの方で、メンテナンスの手間や費用を減らしたい方は、ぜひリズムペイントにご相談ください。

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メンテナンスフリーの外壁に関するよくある質問

ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーの外壁材ですか?

ガルバリウム鋼板は耐用年数が比較的長めの外壁材ですが、完全にメンテナンスが不要なわけではありません。

ガルバリウム鋼板はアルミ・亜鉛・シリコンなどでできており、耐久性やデザイン性に優れています。しかし、表面に傷が付くとサビが発生する可能性があります。

シーリングや目地の補修は少なく済むのがメリットですが、汚れの洗浄や定期的な点検は必要です。

30年メンテナンスフリーで良い外壁はありますか?

30年間手入れが一切不要な外壁は存在しません。どの住宅でも雨風や紫外線の影響を受けるため、経年劣化は避けられないものです。
ただし、耐用年数が30年近くあり、メンテナンスの頻度が少なく済む外壁材は存在します。代表的な外壁材には、ガルバリウム鋼板やタイル、サイディングなどが挙げられます。いずれも定期的なメンテナンスが必要ですが、比較的美観性と耐久性を維持しやすい外壁です。

この記事を書いた人

石田 雄二のアバター 石田 雄二 株式会社ユウジニアス 代表取締役

リズムペイント(株式会社ユウジニアス)の代表取締役。湘南生まれ湘南育ちの職人社長。昭和49年生まれで、高校卒業後から鉄骨塗装、21歳より建築塗装に携わり始め、今も塗装の仕事を行い続けている。1級塗装技能士をはじめとした塗装に関する資格を10個持っている塗装のプロフェッショナル。

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