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片流れの屋根は雨漏りしやすいって本当?理由や後悔しないための対策をご紹介!

この記事を読んでいるあなたは「片流れ屋根は雨漏りしやすいの?」と疑問に感じているのではないでしょうか。

スタイリッシュな外観と比較的安価な施工費用から、片流れ屋根は人気の高い屋根の一つです。これから家を建てる予定があり、片流れ屋根にしようか検討中の方も多いかもしれません。

結論からお伝えすると、片流れ屋根には雨漏り発生のリスクがあります。ただし、適切なメンテナンスや透湿加工などを行うことで対策が可能です。

本記事では、片流れ屋根の特徴や、おすすめな人、雨漏りしやすい理由とその対策方法について詳しく解説します。

片流れ屋根の家にお住まいの方、または片流れ屋根の家を建てる予定がある方は、ぜひ参考になさってください。

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目次

片流れ屋根で雨漏りが発生しやすい理由

一方向にのみ傾斜が設けられている「片流れ屋根」は、シンプルな構造から一見雨漏りのリスクが低いように思われます。しかし、実際は以下の3点から雨漏りしやすい構造となっているのです。

  • 棟の部分から雨水が侵入しやすい
  • 雨樋が軒先の1ヶ所にしか設置されていない
  • 紫外線や風雨の影響で劣化しやすい

本章ではそれぞれの点について詳しく解説します。

棟の部分から雨水が侵入しやすい

片流れ屋根は棟(むね)部分から雨水が入りやすい構造になっています。

「棟」とは、屋根の頂点にあたる部分のことです。一般的な切妻屋根(三角屋根)のように屋根が2面以上ある場合、雨水は各面の屋根をつたって雨樋(あまどい)に落ち、地上へ流れていく仕組みになっています。

一方、片流れ屋根の場合、屋根のない部分には雨樋を設置できないため、通常よりも排水機能が劣る傾向があります。

したがって、棟部分で受けた雨水が滞って屋根材の隙間から屋根裏へ侵入し、結果として雨漏りに発展する可能性があるのです。

雨樋が軒先の1ヶ所にしか設置されていない

雨樋(あまどい)が1ヶ所にしか設置できない点も、片流れ屋根が雨漏りを誘発しやすい要因の一つと言えます。

「雨樋」とは、屋根から伝わる雨水を地面に流す、排水機能を持った設備です。軒先(屋根の下端)に設けられる「軒樋」と、壁面や柱に沿って縦方向に設けられる「竪樋(縦樋)」の2つで構成されています。

各面の屋根にある軒樋で受け止められた雨水が、竪樋を経由して地面または排水溝へ流れていく仕組みが特徴です。

屋根が1面しかない片流れ屋根においては、雨樋も1ヶ所にしか設置できないため、他の屋根のように雨水が分散されず一部分に集中します。

雨量によっては排水処理が追いつかず、雨樋自体の劣化も早くなることから、雨漏りに繋がることがあるのです。

紫外線や風雨の影響で劣化しやすい

屋根の目的は風雨や紫外線などの自然環境から建物を保護することです。つまり、屋根が無い部分はこれらの影響を大きく受けやすいということになります。

片流れ屋根の家の場合、屋根の設けられていない部分は紫外線や風雨によるダメージをほぼ直接的に受けてしまいます。

そのため、外壁や窓部分の劣化が速まり、劣化部分からの雨漏りを引き起こす可能性があるのです。

【後悔する?】片流れ屋根のデメリット

新しく建てる家を片流れ屋根にしようか、迷われている方もいるのではないでしょうか。


片流れ屋根には、以下の3つのデメリットがあります。

  • 雨漏りのリスクがある
  • 台風などによる強風の影響を受けやすい
  • 換気性能が低くなりやすい

「別の屋根にすればよかった」と、後悔しないためにも、デメリットをおさえた上で片流れ屋根の施工を検討しましょう。

雨漏りのリスクがある

前章で解説したとおり、片流れ屋根は他の一般的な屋根と比べて雨漏りのリスクが高い点がデメリットです。

排水処理を担う雨樋を屋根のある1面にしか取り付けられないため、排水機能の面では一般的な切妻屋根よりも劣ってしまいます。

また、屋根のない面は窓や外壁が風雨・日差しの影響を受けて劣化しやすく、傷んだ部分から雨水が侵入する可能性も高いです。

したがって、片流れ屋根においては特に雨漏り対策の徹底が重要といえます。

台風などによる強風の影響を受けやすい

片流れ屋根は、他の種類の屋根に比べると強風の影響を受けやすい点もデメリットです。

たとえば、屋根が4面ある寄棟屋根の場合、各面で風による影響を分散できますが、片流れ屋根では1面のみで風を受けるため、負担が大きくなります。

そのため、強風で屋根材が剥がれてしまったり、落下・飛散したりしてしまう可能性があるのです。

特に風の影響を受けやすい棟部分は、棟板金の再固定などで定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。

換気性能が低くなりやすい

片流れ屋根の家は、空気の出入りする道が少ないことから、換気性が低くなりやすい点がデメリットです。

たとえば、一般的な切妻屋根の場合、2面の屋根下からそれぞれ空気が入り、棟(頂点)に向かって流れていきます。

一方、1面しか屋根のない片流れ屋根は、空気の通り道が片側に偏りやすいのが特徴です。風通しが悪くなり、屋根裏などに湿気が溜まる原因となります。

片流れ屋根を施工する場合は、必要に応じて換気口の追加を検討すべきといえるでしょう。

片流れ屋根がおすすめな人の特徴

片流れ屋根がおすすめと言えるのは、以下の3つの特徴に当てはまる方です。

  • 建築費用を抑えたい人
  • 太陽光発電システムの導入を考えている人
  • 家のデザインにこだわりたい人

片流れ屋根は他の屋根にはないメリットもあります。本章を参考に、今一度片流れ屋根がご自身の希望に沿うものかご検討ください。

建築費用を抑えたい人

片流れ屋根の魅力の一つは、他の屋根に比べて施工費用を抑えやすいことです。

一般的に、屋根の形状は複雑であるほど工事費用が高くなります。片流れ屋根はシンプルな形状かつ1面の施工で済むため、費用を安く抑えやすいのがメリットです。

ただし、費用を抑えられるのはあくまで屋根部分である点に注意が必要です。

片流れ屋根にすることで外壁部分の面積が拡大するため、比較的高級な外壁材を使用する場合はトータルコストで高くなる可能性もあります。

全体的なバランスを見たうえで、片流れ屋根を導入するか慎重に検討しましょう。

太陽光発電システムの導入を考えている人

太陽光発電システムの導入を検討されている方は、片流れ屋根にすることを視野に入れても良いでしょう。

片流れ屋根は一方向に広く面積を取る形状のため、他の種類の屋根に比べて多く太陽光パネルを設置できます。また、屋根を南向きにすることでより効率的なエネルギーの確保も可能です。

住宅金融支援機構の調査によると、片流れ屋根の導入率は平成29年から令和5年で11%増加し、その一因として太陽光発電の普及が挙げられています。

「将来的には太陽光発電システムの導入を検討したい」という場合でも、片流れ屋根であれば柔軟な対応が可能です。

ただし、一部地域では「北側斜線制限」が設けられており、建物の高さによっては傾斜を北向きにせざるをないケースがあります。このような場合、十分なエネルギーを確保できず、太陽光発電の恩恵を受けにくくなるでしょう。

また、屋根の勾配が緩やかすぎると太陽光パネル自体を設置できない可能性もあるため、新築時は施工業者に確認しておきましょう。

家のデザインにこだわりたい人

屋根1面のシンプルな構造である片流れ屋根は、面数の多い屋根に比べてすっきりとした外観に仕上げやすい点が特徴です。

高い費用をかけずにモダンな印象を演出できるため、昨今増加しつつある平屋との相性もぴったりです。

また、屋根のない面は外壁の高さを延長できるため、より高い位置に窓を設けることで洗練されたデザインとともに効率的な採光も実現できます。

以上の点から、住宅の機能性とデザイン、どちらもこだわりたい人に片流れ屋根はぴったりといえるでしょう。

片流れ屋根で雨漏りしないための対策

一般的に雨漏りリスクが高いと言われる片流れ屋根ですが、以下の3つの方法で対策が可能です。

  • 軒部分を透湿ルーフィングで覆う
  • 換気性能を向上させる
  • 屋根と外壁の接合部分を小まめに点検する

適切な加工とメンテナンスの実施で、片流れ屋根の家を雨漏りから守りましょう。

軒部分を透湿ルーフィングで覆う

片流れ屋根で雨漏りが起こりやすいのは、棟部分をはじめとする屋根材の隙間から雨水が侵入してしまうためです。

片流れ屋根の雨漏り対策としてポピュラーなものの一つが、透湿ルーフィングの設置です。

「透湿ルーフィング」とは防水シートの一種で、棟から軒先にかけてすっぽりと覆うような形で、野地板(屋根の下地)と瓦の間に貼られます。名前のとおり湿気を通す特殊な防水シートであるため、換気機能に影響しないのもメリットです。

透湿ルーフィングで隙間を覆うことで雨水の侵入経路を塞ぎ、雨漏りを防げるようになります。

換気性能を向上させる

屋根内の換気が不十分だと、結露などによって構造材が劣化し、その結果として雨漏りが発生する場合があります。

このようなケースを防ぐために、屋根内部における換気性能を上げることも大切です。

換気性能を向上させる方法としては、高い方の壁側や棟、軒裏への換気口の追加などが挙げられます。

屋根と外壁の接合部分を小まめに点検する

片流れ屋根では、屋根と外壁の接合部分から雨水が入り込んでしまうケースも少なくありません。したがって、屋根と外壁の接合部分に劣化がないか定期的に確認し、適切にメンテナンスすることが大切です。

小さな隙間であれば、シーリング(コーキング)で対処可能な場合もあります。ただし、高所での作業が必要になることから、個人での対応は難しいと感じる方も多いでしょう。その場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

外壁塗装専門店リズムペイントは、屋根塗装・外壁塗装のプロフェッショナルです。藤沢市・鎌倉市・逗子市エリアで片流れ屋根のメンテナンスにお悩みの場合は、ぜひリズムペイントへご相談ください。

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まとめ|片流れの屋根は雨漏りしやすい!小まめにメンテナンスしよう

片流れ屋根は、洗練された外観や太陽光パネルの設置のしやすさから、近年人気が高まっている屋根の一つです。

シンプルな構造で施工費用を抑えやすい点がメリットである一方、他の屋根に比べて雨漏りしやすいリスクを抱えています。

雨漏りを防ぐためには、透湿ルーフィングの設置や換気口の追加のほか、屋根と外壁部分の定期的なメンテナンスの実施がカギといえるでしょう。

片流れ屋根の施工や、導入後のメンテナンス実施にあたっては、ぜひ本記事を参考になさってください。

なお、ご自身でのメンテナンスが難しい場合は、お近くの専門業者に依頼するのがおすすめです。

当社「リズムペイント」は、鎌倉市・藤沢市・逗子市に拠点を持つ塗装専門店で、外壁・屋根塗装などのリフォームを行っています。片流れ屋根の雨漏り調査や修繕工事もお任せください。

外壁や屋根の無料診断も実施しているので、鎌倉市内で地域密着型の塗装業者をお探しの方は、お気軽にお問い合わせいただければ嬉しく思います。

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片流れ屋根の雨漏りに関するよくある質問

片流れ屋根にガルバリウム鋼板は劣化する?

屋根材の中でも耐久性の高さで知られるガルバリウム鋼板ですが、経年劣化は避けられず、特に海沿いや工業地帯では劣化が進行しやすい傾向にあります。

そのため、片流れ屋根であるか否かにかかわらず、水をかけて汚れを落とす、塗り替えや葺き替えをするといった定期的なメンテナンスが必要です。

片流れ屋根で後悔しやすいこととは?

片流れ屋根で後悔しやすい点として挙げられるのが、雨漏りのしやすさです。

また、雨漏り対策に加えて、直射日光や強風に晒されやすい外壁のメンテナンスも欠かせません。

このように、施工費用は抑えられても長期的に見ると維持費用がかさみやすい点で、片流れ屋根にしたことを後悔するケースも少なくないのです。

代表取締役

石田 雄二YUJI ISHIDA

リズムペイントは、住宅や店舗・ビルなどの塗装工事を専門に施工するプロの職人集団です。
常にお客様の声に耳を傾け、塗装を研究し、技術を磨くことを忘れない姿勢を持ち続けること。
それがリズムペイントの職人基準です。

所有資格
  • 1級塗装技能士
  • 職業訓練指導員(塗装科)免許 取得
  • 足場の組立て等作業主任者技能講習 修了
  • 有機溶剤作業主任者技能講習 修了
  • 職長・安全衛生責任者
  • 光触媒施工技能士
  • 窯業サイディング塗替診断士
  • 雨漏り診断士
  • 特化物・四アルキル鉛作業主任者
  • 赤外線診断士
生まれ・住まい
昭和49年生まれ
鎌倉生まれの鎌倉育ちです。好きな言葉は「七転び八起き」。
私の信条
自ら現場に出向きお客様の目線で取り組む
必要な工事以外は行わない
身なり・挨拶・マナーを徹底する。
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