この記事を読んでいるあなたは、自宅の外壁のひび割れや小さな傷が気になり、パテを使ってDIYする方法を調べているのではないでしょうか。
外壁の補修を業者に依頼すると多額の費用がかかることも多いため、「できれば自分で補修したい」と考える人もいるかもしれません。
結論、外壁に空いた小さな穴や傷などの簡単な補修であれば、パテを使ってDIYできます。失敗を防ぐためにも、事前に必要な材料や手順を把握しておきましょう。
本記事では外壁補修をパテでDIYする方法や、事前に必要な準備を解説します。
記事を最後まで読めば、DIYの手順や注意点などを事前に把握し、正しい手順で自宅の外壁を補修できるでしょう。
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外壁補修をパテでDIYする前にやるべき3つのこと
簡単な外壁補修であれば、パテでDIYできる場合があります。実際にDIYする前には、以下3つの準備を行いましょう。
- DIYで補修できる状態か判断する
- DIY初心者は練習してから補修する
- パテ以外で補修できないか確認する
DIYを成功させるためにも、本章を参考に事前準備を進めてください。
DIYで補修できる状態か判断する
外壁の損傷具合によっては、専門業者に依頼しなければならない場合があるため、事前にDIYで補修できる範囲かをチェックしましょう。
例えば、穴や傷が小さく表面のみであればDIYでも対応可能ですが、下地まで損傷が及んでいる場合や水漏れを伴う場合は、プロに依頼することをおすすめします。
自分で補修を始める前に、外壁の状態を慎重に確認し、DIYしても問題ないかを見極めましょう。
DIY初心者は練習してから補修する
外壁をパテでDIYするには、美しく仕上げるのにコツがいる場合があります。
いきなり補修に取りかかると失敗してしまう可能性があるため、DIYに慣れていない方は、事前に練習してから作業に取りかかりましょう。
不要な板材や古い壁、外壁の目立たない箇所などでパテを塗る練習をしておけば、実際の補修でもスムーズに作業を進められます。
パテ以外で補修できないか確認する
外壁の状態や損傷の大きさによっては、パテ以外の材料で補修したほうがいいケースもあります。
パテは乾燥すると表面も内部も固くなる特徴があるため、小さな穴や傷など、外壁の凹凸を埋めるのに適しています。しかしパテは割れやすいため、ひび割れの補修には向いていません。
外壁のひび割れやすきまには、表面は固く内部は柔軟性を保てる「シーリング材(コーキング材)」で補修する必要があります。
損傷状態を確認し、パテでのDIYで問題ないか正しく判断しましょう。
外壁補修をパテでDIYする6つの手順
外壁補修をパテでDIYする際、基本的な手順は以下の通りです。
- パテなどの材料を準備する
- 補修する外壁の汚れや剥がれを取り除く
- 補修したい部分にプライマーを塗る
- パテを塗る
- サンドペーパーでパテを塗った場所を整える
- 塗料で仕上げる
外壁補修のDIYに失敗して後悔しないためにも、本章を参考に、基本的な手順を理解しておきましょう。
STEP1. パテなどの材料を準備する
外壁補修のDIYを始める前に、パテなど必要な材料が揃っているか確認しておきましょう。
一般的な外壁補修のDIYで必要になる道具は以下の通りです。
必要な材料 | 用途・特徴 | |
---|---|---|
補修材・塗料 | パテ | ひび割れが目立つ外壁の表面を削ったり、見た目を整えたりする |
プライマー | 下地として塗る塗料塗装しておくことで下地部分の損傷を防ぎ、外壁部分の塗装をよりきれいに見せる効果がある | |
塗料 | パテを埋めたあとの仕上げに使用するパテとの相性を確認する必要がある | |
道具 | 金属ヘラ | 外壁の細かい汚れを落とす |
サンドペーパー | 外壁表面の凹凸を整えたり、目に見えない汚れを落としたりする | |
外壁用の洗浄剤 | DIY前の洗浄に使用する屋外の排気ガスなど通常の洗剤では落ちないような汚れも落としやすい | |
マスキングテープなど養生道具 | 補修範囲外の外壁を保護する | |
塗料用のハケ | 塗料を均一に塗布するために使う | |
脚立 | 高所の補修を行う際に使う | |
作業用の保護メガネ | 作業時、パテや塗料が目に入らないよう保護する | |
汚れてもいい服・靴 | 作業時に着用する |
過不足なく準備を整え、スムーズにDIYを進められるようにしておきましょう。
外壁の補修や穴埋めに使える建築用パテを選ぶ際は、以下の記事も参考にしてください。
STEP2. 補修する外壁の汚れや剥がれを取り除く
補修を始める前に、外壁の汚れや剥がれを取り除いておきましょう。
外壁に汚れや塗装の剥がれが残ったまま補修を行うと、パテや塗料が浮いてしまい、仕上がりにムラが生じる可能性があります。
濡らしても問題ない外壁材の場合は、専用の洗浄剤や高圧洗浄機を使用すると細かい汚れを落とすことができます。
濡らすのが難しい場合は、金属ヘラやサンドペーパーで表面の汚れを削って落とすようにしましょう。
STEP3. 補修したい部分にプライマーを塗る
プライマーとは外壁補修の下処理として使用するものです。パテの密着力・定着力を高める効果があります。
汚れや塗装の剥がれを落とした外壁をマスキングテープなどで保護したうえで、ハケやローラーなどを使ってプライマーを塗布します。
STEP4. パテを塗る
プライマーが安定したら、その上からパテを塗り、見た目を整えます。必要に応じてヘラを使い、パテを均一に塗布しましょう。
パテが完全に乾燥するまでは、1〜3時間程度かかるのが一般的です。
ただし具体的な時間は種類や季節などによって変わるため、使用したパテのパッケージを確認してください。
STEP5. サンドペーパーでパテを塗った場所を整える
パテが充分に乾燥したら、平らになるようサンドペーパーを使って整えます。
サンドペーパーの番手(目の粗さ)は、比較的細かめの#240〜#400がおすすめです。理想の仕上がりや好みに合わせて使い分けましょう。
STEP6. 塗料で仕上げる
サンドペーパーやパテで外壁の表面を整えたら、塗料を塗って仕上げます。
ハケを使って塗ることで、仕上がりをより均一かつ自然に見せることが可能です。
外壁補修をDIYではなく業者に依頼すべき3つのケース
外壁補修をDIYで行うことで費用の節約につながりますが、危険がともなう場合は業者への依頼が必要になる場合もあります。
業者に依頼したほうがいいケースは以下の通りです。
- 高所や広範囲の外壁を補修する場合
- 下地まで補修が必要な場合
- 自然災害や施工不良による損傷を補修したい場合
ここでは、それぞれのケースについて解説します。
ケース1. 高所や広範囲の外壁を補修する場合
高所や広範囲の外壁補修は、DIYではなく業者に依頼するのがおすすめです。
2階以上の建物や屋根付近など高所の外壁を補修する場合、転落などの危険がともないます。そのため、高所での作業に慣れている専門業者に依頼するほうが安心といえるでしょう。
また、補修が広範囲に及ぶ場合はDIYすると材料費がかさむため、業者へ依頼するほうがコストを抑えられるケースもあります。
脚立やはしごを使わなくても届く範囲や、小さな穴・傷であればDIYでも補修可能です。
ケース2. 下地まで補修が必要な場合
外壁や建物本体が古く、下地部分まで損傷している場合は、DIYでは対応するのが難しいため、専門業者への施工依頼がおすすめです。
下地部分の補修までDIYしようとすると、かえって損傷を広げてしまうリスクが高まります。
また、下地の深い部分にはムカデなどの害虫が侵入している可能性があり、無理やり掘り起こすことで被害を拡大させてしまうことも。
下地まで補修が必要かどうか自分で判断できない場合は、外壁診断をしてもらえる業者へ相談しましょう。
ケース3. 自然災害や施工不良による損傷を補修したい場合
自然災害による損傷や、業者の施工不良が疑われる場合は、DIYではなく業者に補修を依頼しましょう。
台風や地震などで生じたひび割れは、火災保険の補償対象になる可能性があります。
保険会社と業者両方に連絡し、保険金請求と工事の手続きを同時に進めておくとスムーズです。
また、築年数が浅いのにもかかわらず外壁の損傷が発生した場合は、業者の施工不良の可能性があります。この場合は、DIYせず保証期間内に施工業者に相談しましょう。
まとめ|外壁補修をパテでDIYして自分で家を守ろう
外壁の小さい穴や傷など、凹凸を埋める目的であればパテでDIYが可能です。ただしひび割れの補修にはパテではなくシーリング材を使用するのがおすすめです。
また、高所や広範囲の外壁補修は、DIYではなく業者に依頼したほうが安全かつコストを下げられる可能性があります。
外壁補修のDIYを検討している場合は、業者に相談することも視野に入れておきましょう。
弊社「リズムペイント」では鎌倉・逗子・藤沢エリアを中心として外壁塗装・雨漏り修理を行っています。
もしあなたが外壁補修をDIYするか、業者に依頼すべきか悩んでいるなら、ぜひリズムペイントの無料見積り・外壁診断をご活用ください。
外壁補修をパテでDIYするときのよくある質問
- サイディングボードがボロボロの場合は自分で補修してもいいですか?
-
シーリング(コーキング)は、ホームセンターで材料を購入すればDIYで補修可能です。
ただしシーリングは経験・技術が必要な場合が多いため、業者依頼も検討することをおすすめします。
- 外壁の穴を塞ぐにはどうしたらいいですか?
-
ネジ穴程度の大きさであればパテによるDIYで埋められますが、外壁材の隙間やひび割れの補修はシーリング材のほうが適している場合があります。
DIYで使うべき補修材に悩んだら、専門業者に相談するのもいいでしょう。