「アルミサイディングのカバー工法で外壁を補修したらどのくらいかかる?」と疑問に思っていませんか。
アルミサイディングのカバー工法の費用相場は120~250万円です。
外壁の劣化が気になるものの、全ての外壁を張り替えるほどの大がかりな工事は避けたい人におすすめの施工方法です。
本記事では、アルミサイディングのカバー工法の費用相場や内訳、メリット、デメリットを解説します。施工費用を抑えるためのコツも解説しているため、気になる方はぜひ参考にしてください。
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アルミサイディングのカバー工法の費用相場は「120万円~250万円」ほど
アルミサイディングのカバー工法の費用相場は、120万円~250万円ほどです。ただし、具体的な費用は使用するアルミサイディングのデザインや建物の形状、施工範囲などによって変動します。
外壁リフォームの種類は、主に以下の3つに分けられます。
- 張り替え工事
- 塗装工事
- カバー工法(重ね張り)
張り替え工事は既存の外壁を撤去するため、大がかりでコストが高くなりがちです。使用する外壁材にもよりますが、170万円~300万円ほどが相場となります。
一方、塗装工事は50万円~70万円ほどと比較的安価ですが、選ぶ塗料によっては頻繁なメンテナンスが必要となります。
カバー工法は、既存の外壁の上から新しいサイディングを重ねるため、費用を抑えながら耐久性や断熱性の向上が期待できる施工方法です。
アルミサイディングのカバー工法の費用内訳4項目
アルミサイディングのカバー工法の費用は、主に以下の4つに分けられます。
- アルミサイディング本体の材料費
- 人件費・施工費
- 足場設置費
- その他諸経費
適正価格で外壁工事を進められるよう、各項目の費用相場を確認しましょう。
アルミサイディング本体の材料費
アルミサイディング本体の材料費は、1㎡あたり3,000円~10,000円ほどが相場です。
費用は、選ぶサイディングの種類やデザイン、メーカーなどによって変動します。
以下の表は、デザイン別の1㎡あたりの本体費用(材料費+施工費)をまとめたものです。
サイディングの種類 | 1㎡あたりの費用 |
---|---|
単色タイプ | 12,000円/㎡ |
ツートンタイプ | 13,000円/㎡ |
インクジェットタイプ (色が複数入っているもの) | 15,000円/㎡ |
一般的に単色よりもツートン、ツートンよりも多色(インクジェット)タイプのほうが高価になります。材料費は業者によって異なるため、見積もり時にアルミサイディング単体の値段がどれくらいか確認しておきましょう。
人件費・施工費
人件費・施工費は、アルミサイディングのカバー工法を実施する作業員や施工自体にかかる費用です。
カバー工法は、新しいサイディングを被せる作業以外にも、胴縁による下地処理やシーリング、防水シート設置などの作業が伴います。
胴縁とは、外壁と新しいアルミサイディングの間に取り付ける下地材のことです。胴縁をすることで、上から取り付けるアルミサイディングの強度が増します。
これらの作業にかかる人件費・施工費は、建物の規模や施工範囲が広くなるほど高くなる傾向があります。実際の費用は、業者の見積もりで確認しましょう。
足場設置費
足場設置費は、施工を安全に行うために設置する足場にかかる費用です。
相場は1回の設置あたり15~20万円ほどですが、建物の階数や施工範囲によって変動します。
足場は、アルミサイディングのカバー工法に限らず、塗装や張り替え時にも必要な設備です。見積もりで省略できない項目だと覚えておきましょう。
その他諸経費
アルミサイディング本体の材料費や施工費、足場設置費に加え、その他諸経費がかかります。
具体的にかかる諸経費の項目には、以下のようなものがあります。
- 資材の運搬費・処分費
- 現場管理費
- 作業員の交通費
- 消耗品の購入費
諸経費の総額は、工事費の5~10%程度になる場合が多いです。
見積もり時は、諸経費の内訳をしっかりチェックし、不明な点があれば業者に確認を取りましょう。
アルミサイディングのカバー工法で期待できる4つのメリット
アルミサイディングのカバー工法で期待できるメリットは、以下の4つです。
- 外壁張り替え工事より費用・工期を抑えられる
- 住宅の断熱性能が上がる
- 防音性に優れている
- 錆びに強く経年劣化しにくい
事前にメリットを理解し、外壁リフォームの方法を選ぶ際の判断基準を明確にしましょう。
外壁張り替え工事より費用・工期を抑えられる
アルミサイディングのカバー工法のメリットは、張り替え工事より費用・工期を抑えられる点です。
張り替え工事の場合、170万円~300万円ほど費用がかかります。一方、カバー工法の費用相場は、120万円~250万円ほどです。
また、既存の外壁の上から新たな外壁を重ねるカバー工法なら、張り替え工事のような撤去作業が不要なため、工期が短くなります。
ただし、費用や工期は施工箇所や業者によって異なります。予算とのバランスが適切かどうかは、見積もり時に確認しましょう。
住宅の断熱性能が上がる
住宅の断熱性が上がる点も、アルミサイディングのカバー工法のメリットです。
アルミサイディングは、外壁材の中でも断熱性に優れています。断熱効果が高いのは、アルミサイディングの中にある発泡プラスチックフォームが、熱を逃さないようにしているためです。
断熱性能が上がることで、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を実現できます。冷暖房効率も良くなり、光熱費の削減にもつながるでしょう。
防音性に優れている
アルミサイディングは、断熱性能だけでなく防音性にも優れています。
アルミは熱だけでなく、外部や室内の音を吸収する性質を持っています。外から聞こえる車のエンジン音や雨音も吸収してくれるため、静かで快適な生活の実現が期待できるのがメリットです。
音に敏感な方や、静かな住環境を求める方におすすめのサイディングです。
錆びに強く経年劣化しにくい
錆に強く経年劣化しにくい点も、アルミサイディングのメリットです。アルミは、鉄やスチールと比べて腐食しにくい素材です。さらに防水性も高く、長年雨風にさらされても劣化しにくいメリットがあります。
一般社団法人日本アルミニウム協会の調査によると、カラーアルミは30年以上経過しても腐食は見られなかったという結果が出ています。
耐久性が良い分、メンテナンスの頻度を少なくできるため、メンテナンス費用の削減も期待できるでしょう。
アルミサイディングのカバー工法の3つのデメリットと解決策
アルミサイディングのカバー工法には、以下のデメリットも存在します。
- 下地の状態を改善する施工には向いていない場合がある
- 外壁が二重になることで耐震性が下がる
- 既存の外壁との間に結露が発生する可能性がある
デメリットを理解した上で、本当にアルミサイディングのカバー工法が最適なのか判断しましょう。
下地の状態を改善する施工には向いていない場合がある
既存の外壁を撤去せず上から新しいアルミサイディングを被せるため、下地の状態を改善する施工には向いていない場合があります。
一般的な張り替え工事では、部分的に外壁をはがして下地の状態が良好かどうか確認します。しかし、カバー工法は既存の外壁を残したまま施工するため、下地確認ができません。
下地が腐食していても発見が遅れる可能性があり、住宅の耐震性に影響を及ぼすケースもあります。
下地の劣化や腐食が見られたときは、カバー工法ではなく張り替え工事の実施を検討しましょう。
外壁が二重になることで耐震性が下がる
カバー工法で施工すると、住宅の耐震性が下がる可能性があります。外壁が二重になることで住宅の重量が増加し、地震時の揺れ幅が大きくなるためです。
しかし、アルミサイディングを含む金属サイディングは比較的軽い素材のため、耐震性が著しく低下するとは言い切れません。
耐震性は、外壁だけでなく建物の劣化具合や構造によって異なります。施工業者と相談しながら、耐震性に考慮したカバー工法を実施しましょう。
既存の外壁との間に結露が発生する可能性がある
アルミサイディングのカバー工法では、既存の外壁との間に結露が発生する可能性があります。新しいサイディングが重なると、既存の外壁との間に空気層ができるためです。
内部結露が発生すると、下地の腐食やカビが発生してしまう場合があります。結露を防ぐには、施工時に胴縁と呼ばれる下地処理で通気口を作り、湿気を排出しやすくする仕組みを作る必要があります。
結露の放置は住宅の耐震性の低下にもつながるため、カバー工法の知識と経験が豊富な施工業者に依頼しましょう。
アルミサイディングのカバー工法の費用を抑える4つのコツ
アルミサイディングのカバー工法の費用を抑えるコツを4つ紹介します。
- 2~3社に見積もりを依頼する
- 国・自治体の助成金制度を活用する
- 外壁と屋根のセット施工で足場代を抑える
- 信頼性の高い自社施工業者に依頼する
外壁リフォームの経済的負担を抑えるためにも、事前に理解しておきましょう。
2~3社に見積もりを依頼する
アルミサイディングのカバー工法を行う際は、2~3社に見積もりを依頼しましょう。
複数業者に依頼することで相場が理解でき、不当に高い見積もりを避けやすいためです。
また、アルミサイディングを使う施工では「役物(やくもの)」と呼ばれる部材を使います。役物とは、サイディング同士の継ぎ目や端部を仕上げるための部材です。
役物は、見積もり上で「ジョイナー」「水切り」などと普段耳にしない単語で記載されているため、確認しづらい場合があります。業者ごとの違いを比較しやすくするためにも、なるべく同じ項目で複数社に見積もりを依頼すると良いでしょう。
国・自治体の助成金制度を活用する
国や自治体が提供する助成金や補助金制度を活用することで、費用負担を軽減できる可能性があります。
2025年1月現在、国の外壁リフォームに関する助成金制度には以下のものがあります。
助成金制度 | 概要 | 補助額 |
---|---|---|
既存住宅の断熱リフォーム支援事業 ※公募開始時期は1月下旬を予定 | 既存住宅における高性能な断熱建材を用いたリフォームを支援する制度 | 戸建住宅:最大120万円 集合住宅:最大15万円 |
子育てグリーン住宅支援事業 ※申請時期は未定 | 省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを支援する制度 | 新築住宅:最大160万円 既存住宅のリフォーム:最大60万円 |
参照:
公益財団法人北海道環境財団|【全国対象】既存住宅の断熱リフォーム支援事業
国土交通省|子育てグリーン住宅支援事業について
このように断熱目的でリフォームをする場合、国の助成制度を活用することで費用を抑えられる可能性があります。詳しい内容は、各助成金のホームページをご覧ください。
なお、2025年1月時点では、当社「リズムペイント」の対象エリアである藤沢市・逗子市・鎌倉市で活用できる助成金制度はありません。
今後受付が開始される可能性はあるため、市のホームページを常にチェックしておきましょう。
外壁と屋根のセット施工で足場代を抑える
屋根のメンテナンスも考えている場合は、外壁とセットで施工することで足場代を抑えられる可能性があります。
外壁と屋根を別々に工事すると、足場を2回設置しなければなりません。結果として、足場代が二重に発生してしまいます。
セット施工は一時的に費用がかさみますが、長い目で見たときのトータルコストを抑えられる場合があります。屋根のリフォームも考えている方は、一度施工業者に相談してみましょう。
信頼性の高い自社施工業者に依頼する
アルミサイディングのカバー工法を実施する際は、信頼性の高い自社施工業者に依頼しましょう。
自社施工業者では、契約から施工まで自社で一貫して行うため、中間マージンがかかりません。また、施工に関する悩みや相談がしやすく、希望が反映されやすいのもメリットです。トラブルがあった際も、責任の所在が分かりやすく原因追及がスムーズにできるでしょう。
見積もり額はもちろん、打ち合わせ時の担当者の雰囲気や対応のスピードなども見ながら施工業者を決めましょう。
まとめ|アルミサイディングカバー工法の費用を把握し、適切な見積もりを依頼しよう
アルミサイディングのカバー工法は、張り替え工事より費用を抑えられるメリットがあります。費用は、選ぶサイディングのデザインや性能、メーカーによって異なるため、一度施工業者に見積りを依頼してみましょう。
鎌倉市・藤沢市・逗子市で外壁リフォームをお考えの方は、ぜひリズムペイントにご相談ください。これまで手掛けた住宅の雨漏り解消率は100%を達成しており、屋根のカバー工法の施工実績もございます。
お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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アルミサイディングのカバー工法でよくある質問
アルミサイディングのカバー工法の費用を抑える方法はありますか?
相見積もりで2~3社ほど比較すると、費用相場やサービス内容が比較しやすいです。
また、自社施工業者への依頼は中間マージンがかからないためおすすめです。
他にも国や自治体の助成金制度を活用したり、外壁と屋根を同時にリフォームしたりする方法もあります。
アルミサイディングでカバー工法をした場合、メンテナンスはしなくてもよいですか?
アルミサイディングは30年ほど長持ちする素材といわれていますが、メンテナンスが不要なわけではありません。
外壁や屋根は、使っていくうちに痛んでいきます。そのため、10~15年に1回のペースでメンテナンスすると良いでしょう。