この記事を読んでいるあなたは、マイホームを購入後、想像以上に維持費がかかり、後悔するのではないかと不安を感じているのではないでしょうか。
マイホームの購入は、人生の中で最も大きな買い物です。だからこそ、後悔はしたくないと考える人も多いかもしれません。
そのような不安を解消するためには、具体的な維持費の内訳を把握し、維持費を抑える方法を知ることが重要です。
この記事では、実際にどれくらい維持費がかかるのかをシミュレーションし、維持費を抑えるための具体的な方法も解説していきます。
マイホームの購入を検討している方は、ぜひ本記事をご参考ください。
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【後悔する?】マイホームの維持費は年間で約48万円!その内訳とは?
以下の条件でシミュレーションをすると、マイホームの維持費は年間で約48万円となります。
種類:新築一戸建て
所在地:東京都
構造:木造(H構造)
価格:5,000万円(土地:3,000万円 / 建物:2,000万円)
面積:35坪
固定資産税評価額:時価の7割
その他条件:小規模住宅用地
マイホームの維持費は大きく分けて3項目あります。
- 税金(固定資産税、都市計画税)
- 保険料(火災保険、地震保険)
- 修繕費(外壁塗装、屋根塗装、トイレ、給湯器等)
本章を参考に、マイホームの維持費の相場とその内訳を事前に把握しておきましょう。
税金
税金には以下の2種類があります。
- 固定資産税
- 都市計画税
固定資産税とは、毎年1月1日時点で土地や建物を所有している場合に発生する税金です。
住戸一戸につき200㎡以下の住宅用地を小規模住宅用地といい、課税額を1/6に軽減できます。
固定資産税は、土地と建物それぞれに税金が課せられます。計算例は以下のとおりです。
固定資産税=固定資産税評価額 × 1.4%(税率)
固定資産税評価額
土地:3,000万円 × 0.7(時価の7割) = 2,100万円
建物:2,000万円 × 0.7(時価の7割) = 1,400万円
土地の固定資産税
2,100万円(固定資産税評価額) × 1.4%(税率) × 1/6(小規模住宅用地)
= 4万9,000円 …(1)
建物の固定資産税
1,400万円(固定資産税評価額) × 1.4%(税率) × 1/2(軽減措置)
= 9万8,000円 …(2)
固定資産税 合計額
=(1) + (2)
= 14万7,000円
また、新築住宅に対する固定資産税の課税額を、3年間減額する軽減措置があります。
一方、都市計画税は、市町村が、市街化区域に位置する土地や建物に課すことのできる税金です。
また、小規模住宅用地の場合、課税額を1/3に軽減できます。
計算例は以下のとおりです。
都市計画税=固定資産税評価額× 0.3%(税率)
固定資産税評価額
土地:3,000万円 × 0.7(時価の7割) = 2,100万円
建物:2,000万円 × 0.7(時価の7割) = 1,400万円
土地の都市計画税
2,100万円(固定資産税評価額) × 0.3%(税率) × 1/3(小規模住宅用地)
= 2万1,000円 …(3)
建物の都市計画税
1,400万円(固定資産税評価額) × 0.3%(税率)
=4万2,000円 …(4)
都市計画税 合計額
=(3)+ (4)
= 6万3,000円
保険料
保険料は以下の2種類に分けられます。
- 火災保険
- 地震保険
火災保険は、家の構造によって算定方法が変わります。家の構造区分と算定方法の一例は以下のとおりです。
区分 | 内容 | 建物の例 | 火災保険+地震保険の相場 |
---|---|---|---|
H構造 | 非耐火構造 | 木造 | 約7万円/年 |
T構造 | 耐火構造 | コンクリート造 鉄骨造 | 約4万円/年 |
このように、火災保険料は保障内容や構造によって大きく変動するため注意が必要です。
修繕費
一戸建て修繕の実態調査によると、戸建ての修繕費は築年数30年で約600万円です。
単純計算すれば年間約20万円ですが、実際は築年数が経過するほど多額の修繕費がかかるでしょう。
一般的に、築年数が浅いうちは修繕費は少なく済む可能性が高いものの、築10年を過ぎたあたりから修繕が必要になることが増えます。
特にトイレや給湯器などは急に故障するケースも多く、突発的な出費につながります。
また、外壁や屋根は、目視でヒビや汚れに気付くか、住宅メーカーの点検で修繕が必要だと判明する場合が多いです。
修繕費用を積み立てていない場合、急な出費で後悔することもあるでしょう。
【比較】戸建て・マンションの維持費のシミュレーション
所在地や種類によって変わる可能性はありますが、一般的には戸建てよりも、マンションのほうが維持費が高くなる可能性があります。
マイホームの種類を選ぶ際には、それぞれの維持費を比較することが大切です。
今回シミュレーションしたマンションと戸建ての条件は以下のとおりです。
戸建て
種類:新築一戸建て
所在地:東京都
構造:木造(H構造)
価格:5,000万円(土地:3,000万円 / 建物:2,000万円)
面積:35坪
固定資産税評価額:時価の7割
その他条件:小規模住宅用地
マンション
種類:新築マンション
所在地:東京都
構造:M構造(マンション構造)
価格:5,000万円(土地:1,500万円 建物:3,500万円)
面積:23坪(3LDK)
固定資産税評価額:時価の7割
その他条件:小規模住宅用地
上記の条件をもとに算出した戸建てとマンションの維持費を比較すると、以下のようになります。
年間維持費 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
税金 | 21万円 | 20万円 |
保険 | 7万円 | 2万 |
修繕費 | 20万円 | – |
修繕積立費 | – | 20万円 |
管理費 | – | 20万 |
合計(年間) | 48万円 | 62万円 |
また、マンションの場合は、以下2種類の維持費がかかります。
- 修繕積立費
- 管理費
修繕積立費とは、マンションの壁や共用部分の「大規模修繕」に備えるため、管理組合に毎月支払う必要がある費用です。金額は基本的にマンションの管理組合によって決められています。
不動産経済研究所の調査によると、修繕積立金の相場は1㎡=216円/月 が相場で、年間約20万円です。
また、管理費はラウンジの利用料やエントランスのセキュリティなどに使われる費用です。マンション総合調査結果によると、管理費の相場は約1万7,000円で、年間に換算すると約20万円です。
マイホームの維持費で後悔しないための対策法3選
マイホーム購入後、維持費で後悔しないために出来る対策は主に3つあります。
- 固定資産税の軽減措置を利用する
- 早めのメンテナンスを行う
- メンテナンス費用を考慮して素材を選ぶ
本章で、マイホームの維持費を抑える具体的な方法を知り、後悔しないよう対策しておきましょう。
固定資産税の軽減措置を利用する
固定資産税の軽減措置は、令和8年3月31日までに建設した建物に適用されるものです。
小規模住宅用地(200㎡ 約60坪以下)は、評価額の1/6に軽減されます。
また、新築住宅にかかる固定資産税は、戸建て住宅の場合3年間、マンションの場合は5年間、1/2に減額されます。
軽減措置を利用するには、固定資産税の住宅用地等申告書を提出する必要がありますので、忘れずに手続きを進めましょう。
定期的にメンテナンスを行う
専門業者による定期的な点検を受ければ、トータルコストを抑えることができます。
例えば、建物の外壁に広範囲のカビや大きなヒビ割れが発生した場合、大規模な修繕が必要になり、多額の費用がかかる可能性があります。
被害が拡大する前にメンテナンスをすれば、軽度の修繕で済み、費用も抑えられるでしょう。
特に、外壁塗装や屋根塗装を先延ばしにすると被害が広がり、余分な費用が発生することもあります。マイホームは、早めかつ定期的にメンテナンスを行いましょう。
メンテナンス費用を考慮して素材を選ぶ
外壁の塗料、シーリング材、屋根材には様々な種類があります。
初期コストだけを考えて選択するのではなく、長い目で見てトータルコストを抑えられる素材を選びましょう。
外壁の塗料
外壁の塗料は主に5種類あります。
同じ種類の塗料でも、商品によって価格や耐久性は異なります。
また、施工業者によっても見積金額が異なりますので2〜3社に見積もり相談しましょう。
シーリング材
外壁に使われるシーリング材は2種類あります。
どちらの素材も、5〜10年での打ち替えを推奨しています。
シーリング材の上に塗装することが決まっている場合は、ウレタンを選ぶと良いでしょう。
劣化の初期症状として「硬化」があります。シーリング材が肉やせし、隙間ができたと感じたらメンテナンスの時期と考えていいでしょう。
屋根材
屋根材は、主に4種類あります。
自然災害後、または5年に一度は専門業者によるメンテナンスを行うことで寿命を伸ばすことができます。
まとめ|マイホーム購入後に維持費で後悔しない為にできる対策はある!
マイホームの維持費を抑えるためにできる対策としては「固定資産税の軽減措置の活用」や「定期的なメンテナンス」が挙げられます。
また、メンテナンス費用を見越して耐久性の高い素材を選ぶことも、長期的なコスト削減につながります。
マイホーム購入後、「維持費が思ったより高くて後悔してしまった」ということがないように、しっかり対策していきましょう。
弊社「リズムペイント」は、鎌倉市・藤沢市・逗子市に拠点を持つ塗装専門店で、外壁・屋根塗装などのリフォームを行っています。
外壁や屋根の無料診断も実施しているので、鎌倉市内で地域密着型の塗装業者をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。
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マイホーム購入後の維持費に関してよくある質問
戸建て築10年目のメンテナンスでかかる費用はどのくらい?
50〜200万円程度かかるといわれています。
使われている素材や家の規模にもよるので、専門業者2〜3社に無料見積もり相談することをおすすめします。
戸建ての修繕費の積立は毎月いくらが目安?
戸建ての修繕費は年間で約20万円かかるため、30年後を想定すると月2万円ほどずつ積み立てておくと良いでしょう。
毎月1万円程度積立てておくと、急な出費にも対応しやすくなります。