「雨漏り箇所は自分で見つけられる？」「どのように確認すればいいの？」と悩んでいませんか？

建物の湿気が気になると「雨漏りが発生しているかもしれない」と不安になることもあるでしょう。

雨漏り箇所の見つけ方としては、屋根材の破損や室内の天井など、屋内外の状態をチェックする方法があります。

ただし、状況によっては、早急に修理業者に依頼するのがおすすめです。

本記事では、雨漏り箇所の見つけ方や屋内外でのセルフチェックのポイントについて、わかりやすく解説していきます。

記事を最後まで読めば、雨漏り箇所のセルフチェック方法が分かり、専門業者への依頼をすべきか正しく判断できるでしょう。

【自分でもできる？】雨漏り箇所の見つけ方

雨漏り箇所は、セルフチェックによって見つけられます。ただし、雨漏り箇所の範囲を見つけられても、素人による原因の特定は難しいものです。

雨漏り箇所の見つけ方や見つけた後の対応は、以下の2つを参考にしてください。

• 雨漏り箇所は目視でも見つけられる
• 詳しい調査は専門業者への依頼がおすすめ

雨漏り箇所の原因を特定して、修繕を検討しましょう。

雨漏り箇所は目視でも見つけられる

雨漏り箇所は、屋内からであれば、ほとんどが目視で見つけられます。

目視で確認する場合は、以下の項目と状態を確認してください。

目視する箇所	状態
壁や天井	雨が降った翌日に壁や天井のシミが広がっている
壁紙のクロス	クロスの剥がれ、膨張 クロスの浮き、歪み
室内の臭い	カビ臭さがある 部屋がジメジメしている
サッシ	夏の時期にサッシが濡れている

雨漏りは、湿気や水気の多さが要因となっている場合があるため、目視する箇所の状態を比べてみましょう。

詳しい調査は専門業者への依頼がおすすめ

家の雨漏り箇所は、素人の目視でも確認はできますが、具体的な雨漏りの原因は判断できません。

雨漏りの原因を特定して、適切に対処するには、雨漏りに詳しい専門業者へ詳しい調査を依頼しましょう。

また、専門業者へ依頼する際は、以下のような劣化状態もあわせて確認しておくことをおすすめします。

• 屋根の劣化、穴が空いている
• 外壁のひび
• コーキング材の劣化
• 排水溝の詰まり

屋根材や外壁のひび割れや劣化が目立つ場合は、防水機能が低下している可能性があります。

雨漏りだけでなく、カビや害虫被害の原因にもなりかねないため、上記のような状態が目立つ場合は、早めに業者へ修繕を依頼しましょう。

【セルフチェック】雨漏り箇所を見つけるときの5つのポイント

雨漏り箇所をセルフチェックで見つける際は、以下5つのポイントに注意しましょう。

• 屋根材が破損していないか
• 雨樋の状態を家確認しておく
• コーキング材が劣化していないか
• 外壁部分のひび割れや塗装は劣化していないか
• 天井の状態を確認する

雨漏り箇所を見つける場合は、安全性を考えて雨が降った翌日や晴れている日にチェックしてください。

屋根材が破損していないか

雨漏りの箇所は、屋根から発生する場合が多いため、屋根材の破損を確認しましょう。

瓦屋根などの屋根材が割れていたり、ズレやかけていたりする部分は、雨漏りの原因になりやすい傾向があります。

ただし、素人が屋根に上ってチェックするのは落下の危険性があるため、見える範囲の屋根材をチェックしましょう。

屋根の上部が気になる方は、付近の高い建物や屋根の上部分が見える場所から、双眼鏡やカメラのズーム機能を利用するのがおすすめです。

雨樋（あまどい）の状態を確認しておく

雨漏り箇所を見つけるときは、雨樋の状態もチェックしておきましょう。

雨樋の排出口にゴミや落ち葉などが詰まっていると、雨水を適切に外部へ排出できなくなります。

溢れた雨水が屋根や外壁に水がかかったり、同じ箇所に流れ続けたりした結果、雨漏りを引き起こすことがあります。

雨樋は屋根の手前側に設置されているため、家から少し離れて観察しましょう。

雨樋の途中や排出口が詰まっていないか、適切に雨水を排出できているかなどを確認し、問題がある場合は早めに業者へ相談するのがおすすめです。

シーリング材（コーキング材）が劣化していないか

雨漏りの原因となりやすいシーリング材の状態をチェックしましょう。

シーリング材とは、屋根材の隙間を埋めて固定するための素材で、瓦屋根や金属屋根の隙間などに使われています。

劣化しているコーキング材は、外れていたり、潰れていたりすることが多いです。また、屋根材がズレていたり、隙間が生じていたりする場合も、雨水の侵入リスクが高まります。

こうした劣化が見られると、屋根材の接着力が弱まっている可能性があり、最悪の場合屋根が落ちてくる危険性もあるため注意が必要です。

外壁部分のひび割れや塗装は劣化していないか

外壁にひびが入っていると、雨水が浸入し、内部にカビが発生したり壁が腐食したりする原因になります。

また、外壁の浮きや剥がれなどがある場合は、雨漏りの修理だけでなく、外壁の補修やリフォームが必要になる可能性もあります。

特に大きなひび割れは、防水機能を低下させ、雨水が侵入する原因になりかねません。

早めに専門業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。

天井の状態を確認する

雨漏り箇所をセルフチェックする際は、天井の状態も確認しておきましょう。

天井にシミができていたり、水が滴り落ちたりしている場合、雨漏りが進行しているサインの可能性があります。

また、壁紙の剥がれやカビが発生している場合も、、雨漏りによって内部からの劣化が進んでいるかもしれません。

天井だけでなく、壁紙クロスの状態もあわせて確認し、劣化がみられる場合は早急に対応を検討しましょう。

雨漏り箇所の調査を専門業者に依頼すべき4つのケース

雨漏り箇所は、専門業者の調査方法によって、原因を明確にした後に適切な対処をする必要があります。

専門業者への依頼は、以下4つのケースを参考にしてください。

• 高所や目視できない箇所の雨漏りが疑われる
• 雨漏りが広範囲に渡る
• 雨漏りを繰り返している
• 内部のカビや健康被害の懸念がある

各ケースについて、詳しく解説します。

高所や目視できない箇所の雨漏りが疑われる

雨漏りが高所や目視が難しい場所で発生している場合、専門業者に依頼するのが安全です。

特に最近では、専門業者が「ドローン調査」を活用して、高所の詳細なチェックを行うことも多くなっています。

ドローン調査とは、高解像度のカメラや熱感知機能を搭載したドローンを使用し、細かな部分まで雨漏りの原因を確認できる調査方法です。

小型で高性能なドローンが増えたことで、屋根や屋根裏など人が直接確認しづらい場所の調査も正確に行えるようになっています。

高所や目視が難しい箇所の雨漏りが疑われる場合は、専門業者への点検を依頼しましょう。

雨漏りが広範囲に渡る

雨漏りの範囲が広がっている場合は、専門業者に「赤外線サーモグラフィ調査」を依頼するのが効果的です。

この調査は、赤外線カメラを使用して建物や構造内部の温度変化を捉え、雨漏りの箇所を特定する方法です。

赤外線サーモグラフィによる調査では、建物の表面温度を測定し、熱画像として表示することで、プロが雨漏りの発生箇所を正確に特定できます。

また、家の外から広範囲の温度変化をチェックできるため、電気系統の異常や断熱材の劣化といった他の問題も発見しやすい点が利点です。

費用や調査範囲は業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

雨漏りを繰り返している

雨漏りが繰り返し発生している箇所がある場合、専門業者による「散水調査」が有効です。

散水調査は、特定の場所に水をかけ、実際の雨漏り状況を再現することで、水の侵入経路を確認する方法です。

この方法により、雨漏りの原因を特定しやすくなります。

また、調査時は依頼主の水道から水を使用することが多いため、業者への調査費用とは別で水道代も考慮しておくと安心です。

内部のカビや健康被害の懸念がある

室内にカビが発生したり、健康被害が心配な場合は、専門業者による「目視調査」を検討しましょう。

目視調査は、有資格者が天井や壁のクロスなどを直接確認し、雨漏りの場所を絞り込む調査方法です。

地上からだけでなく、天井裏や屋根にものぼって確認するため、効率的に雨漏り箇所を把握し、原因を特定できます。

高所作業が必要な場合は、足場の組み立て費用が別途発生することがあるため、事前に確認しておきましょう。

雨漏り箇所を見つけた際の対応は2つ

セルフチェックによって、雨漏り箇所を見つけた際は、以下2つの対応を参考にしてください。

• 自分で応急処置する
• 修理業者へ依頼する

雨漏り箇所の状態によっては、早急な対応が必要になる場合もあるため、注意しましょう。

自分で応急処置する

自宅にある物を使って、雨漏り箇所に応急処置を施す方法があります。

屋外の場合は、雨樋の詰まりを掃除したり、ひび割れに防水テープを貼るといった対処が効果的です。

屋内では、水が落ちる場所にバケツを置いたり、ブルーシートや新聞紙を敷いて水を吸い取らせたりするとよいでしょう。

ただし、応急処置はあくまで一時的な対策であり、根本的な対処法ではありません。

雨漏りの症状がみられる場合は、早めには専門業者へ修繕を依頼しましょう。

修理業者へ依頼する

雨漏り箇所が見つかった場合は、できるだけ早めに修理業者へ依頼しましょう。

雨漏りは原因を正確に特定し、適切に修繕しなければ再発するリスクが高まります。

自己対応や放置をしてしまうと、雨漏りが悪化し、建物全体にダメージを与える可能性も考えられます。

修理業者に依頼することで、適切な調査方法を用いて原因を特定し、適切な対応を行ってもらえるでしょう。

どの業者に依頼すべきか迷った場合は、無料相談サービス・診断サービスなどを利用してみるのもおすすめです。

まとめ｜雨漏り箇所の見つけ方は業者を頼ろう

屋根や雨樋、外壁などのひび割れや劣化による雨漏り箇所は、目視によるセルフチェックで見つけることも可能です。

しかし、自分で詳しい原因を特定するのは困難であるため、雨漏りが疑われる場合はできる限り早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

雨漏り専門業者に診断を依頼すれば、ドローンや赤外線サーモグラフィなど、有資格者による独自の調査方法で、雨漏り箇所の原因を特定してもらえます。また、原因に対して適切な対処をしてもらえるため、雨漏りの再発を防げるでしょう。

鎌倉市・藤沢市・逗子市で外壁塗装の業者に迷っている方は、弊社「リズムペイント」へご相談ください。

国家資格の一級塗装技能士が多数在籍しており、ご自宅の外壁塗装の必要性や雨漏りの劣化状況を適切に診断いたします。

雨漏り箇所の点検や修理見積りを検討している方は、ぜひ当サイトの「無料相談」よりお問い合わせいただければ嬉しく思います。

雨漏り箇所の見つけ方でよくある質問

雨漏り箇所を自分で確認しても、原因はわかりますか？

セルフチェックで雨漏り箇所を確認できたとしても、必ずしも原因を特定できるわけではありません。

なるべく専門業者に依頼し、実際に見てもらい、正確な判断をしてもらうことが大切です。

雨漏り箇所の修理はどこの業者に依頼できますか？

雨漏り箇所の修理は、リフォーム業者や屋根修理の専門業者に依頼するのがおすすめです。

特に屋根修理業者は、屋根や外壁の専門知識が豊富なため、雨漏りの原因をしっかりと特定できます。

屋根修理業者は、修理作業の手順や流れを把握しているため、迅速な対応をしてもらえることも多いでしょう。